日本人と同様、セブ島の人たちは大の魚好き。セブ島にはまわりの海の幸が大量に集められてくる。しかし、ホテルやレストランでは、おもてなしの心がもとにあるのか、それともマージンが分厚いためか、「高級品」と解される魚しかメニューに載っていない。ラプラプやタンギギを見飽きたら、セブ島の築地こと、パシル卸売市場へ脚を運んでみよう。上の写真は建物の中の風景。
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今日も忙しい一日だ。パシルは体育館よりひとまわり広い建物だ。明け方は卸、朝8時頃になるとだんだん小売りになっていく。バーゲン目当てのご婦人様もお越しになったりします。
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フィリピンのカツオは小さいが、うまいですぞ!セブではニンニクと辛子をたっぷり和えて、酢で煮る「イヌンウナン」という料理にされることが多い。
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どうです、この面構え!「キャンパオ」という、ヒラメに似た魚だが、ブルーの水玉模様がたまらない。[拡大]
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こちらははるばるオサミスからやってきたブルーマーリン(マカジキ)。
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床にもブルーマーリンが。通常は刺身ではなく、鉄板焼きにされるので、ご心配なく。もっとも、セブ島の刺身「キニラウ」は殺菌効果抜群の唐辛子がたっぷり使われるので、刺身で食っても平気でしょう。
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場内の運搬はこの通り、力持ちの「カルガドール」と呼ばれる男たちが担当する。大型バケツには氷と魚がたっぷり入っており、よくあんな重たい物を頭で運べるものです。脱帽!
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この「ツロイ」と呼ばれる魚は安く、多くの人に軽蔑されている。しかし、塩をまぶして炭火で焼いてごらんなさい、これほど旨いものはございませんから。
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熱帯魚もむろん食用。このおばちゃんが扱っているのは、セブ語で「モルモル」と言い、英語名は「パロットフィッシュ」。酢漬けの刺身(キニラウ)にすると旨いが、煮たり焼いたりするとまずい。ホテルのレストラン等でもよく見かける。
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「モルモル」と、「インダンガン」だったかな。パシルはダイビングした後に来ると売られているお魚さんがかわいそう、傍らダイビングの前に来てしまうと、潜っている間まわりを泳ぐ魚が食い物にしか見えない。難しいところです。
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パシルがなぜ面白いかというと、魚も物珍しいが、何よりもいろんなセブっ子と出会えるので楽しい。このような光景は東京の築地ではまず見られませんよね。だから、私はセブ島が好きです。
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パシル卸売り市場はダウンタウン区域にあり、駐車が困難なのでタクシーもしくは馬車でアクセスします。なお、パシルは鮮魚専用であり、干し魚が取引されるのは近くのタボアン市場だ。こちらも面白い。
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ウツボのようですな。食用だとは知らなかった。皆さん、食べたことありますか?
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